核兵器禁止条約の採択を歓迎

活動日誌
07 /15 2017
 「核兵器禁止条約の国連会議」(「核兵器の全面廃絶につながる、核兵器を禁止する法的拘束力のある協定について交渉する国連会議」)が、7日、核兵器禁止条約を、国連加盟193カ国の63%にあたる122カ国の賛成(棄権1、反対1)で採択しました。
 このことは、核兵器廃絶に向けた世界中の運動に大きなはずみとなるものです。
 その中身の重要性について、日本共産党の志位和夫委員長が、声明を発表しています。条約の内容の重要性を端的に示して、わかりやすく指摘していますので、非常に勉強になりました。かいつまんで紹介します。
 なお、この国連会議には、唯一の被爆国である日本政府の代表出席していません。このことは大変に恥ずべきことですが、会場では、「政府はいないが、志位はいる」と、マスコミの評判になったとのことです。

 声明で、志位委員長は最初に、「条約は、その前文で、核兵器の非人道性を厳しく告発」していると明確に述べた上で、「『ヒバクシャ』をはじめとする『市民的良心の役割』が強調されていることは、この条約をつくりあげた力が世界の草の根の運動にあることを示すものとして、きわめて重要」であると指摘しています。
 単に多くの国が集まって採択したということではなく、これまで70年以上にもわたって核兵器廃絶の運動を積み重ねてきた多くの人達の努力が報われた結果であることを、しっかりと強調しています。
 次に、条約の内容について、重要な点を指摘しています。
 「核兵器の法的禁止の内容として、核兵器の『開発、実験、生産、製造、取得、所有、貯蔵』、『使用、使用の威嚇』、締約国の領土と管轄地域への核兵器の『配置、導入、配備の許可』などを明記した」と、紹介した後で、「条約の仕上げの段階で、核兵器の『使用の威嚇』の禁止が新たに明記されたことは、核抑止力論――核兵器による威嚇に依存した安全保障論を否定したものとして、大きな意義をもつ。これらは、核兵器に『悪の烙印(らくいん)』を押し、それを全面的に違法化するものとなった」と強調しています。
 このことは、まさに「日本はアメリカの核の傘で守られている」という主張が以下に理のない理不尽な主張であるかが明確に示されたということで、大きな力になります。
 そして、このことは、日米安全保障条約そのものが、日本に害になるだけでなく、安保に固執することで日本が違法なアメリカの行為に荷担するものであるということも示しています。一刻も早く安保を破棄することがいかに大切かということを、改めてしましたということにもなると思います。
 さて、安倍晋三は、この国連会議には核保有国が参加していないので意味がないというようなことをいっています。村山市長も、6月議会の答弁で、核保有国が参加していないことに言及しました。しかし、志位委員長が指摘しているように、「核兵器完全廃絶には、核保有国とその同盟国の条約参加がもとより不可欠だが、条約はそれに門戸を広く開いている」という点も指摘しています。今参加していなくても、また、核廃絶へのアプローチの方法が違っても、いくらでも参加する道があるということですから、悪の権化アメリカだって、参加できるのです。
 志位委員長は次に、「条約は、『核兵器の使用または実験によって影響をうけた諸個人』に対する支援を、『差別なく十分に提供する』ことを、核兵器によって被害を与えたことのある締約国の責任として明記しているがしている」ことを紹介し、「これは、長年にわたって被爆者援護を求めてきた被爆者の切望にこたえる画期的な条項である」と強調しています。条約締結国の責任をはっきり明らかにした条約であるということも、重要です。
 そして、最後に、「核兵器禁止条約の採択は、新たなスタートであり、私たちのめざすゴールは、『核兵器のない世界』――核兵器完全廃絶の実現である」として、それを進める3つの力を合わせることが重要であると指摘しています。
 その3つの力とは、「核兵器禁止条約そのものがもつ力」「この条約をつくりあげた、世界の多数の諸政府と市民社会の力」「一つひとつの核兵器保有国とその同盟国で、核兵器完全廃絶をめざす世論を多数とし、禁止条約への参加を求める運動」です。それぞの立場で、この力をさらに強く大きくし、一刻も早く核兵器のない世界にしましょう。
 下は、この条約採択を紹介した「しんぶん赤旗日曜版」7月16日号です。この機会に、ぜひご購読ください。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!