トキ鉄との意見交換

活動日誌
01 /15 2015
 今日は、上越市議会新幹線並行在来線等対策特別委員会とえちごトキめき鉄道の幹部との意見交換会がありました。
 主な話題は、新駅設置と運賃、それに除雪体制についてです。
 新駅設置についてでは、嶋津社長から「県の費用で新駅設置調査を行った。この調査はシンプルなものであり、構造物も最低限のものを建設するという前提である。駅へのアクセス道路などは、各市の都市計画に基づいて別途計画されることになろう。駅舎の建築も考えていない。新駅の設置は各市で考えがあろうが、今後の議論次第である。また、費用の相当な部分が各市の負担である。トキ鉄の及ぶところではない。建設費用では、県の補助がありそうだが、いまだにスキームが決まっていない。」と、主体的な姿勢はあまり感じられない消極的な態度でした。
 また重ねて、「請願駅方式なので、トキ鉄は事業主体にはならない。」との説明であり、一言で言うと「ひとごと」という印象です。
 そこで、「市でやるにしても、3セクたる貴社でやるにしても、財源は同じ税金を使うことになるので、最初に声を出す主体になる気はないか。」と問いましたが、これに対しても、「乗客が増えることもあり、ぜひ前向きには考えたいが、市民の要望等がどうまとまるかであると思う。できるべきところにはできるであろう。課題を出しながら、今後検討したい。」といった答えで、最後まで主体的に進めるという声は出ませんでした。
 次に、運賃についてです。
 他社との乗り継ぎでは、5社との間で検討を重ねて、10kmを超える部分でも独自に割引制度をつくったとのことですが、実態としては10kmを超える駅ではかなり高くなります。
 そこで、「直江津駅周辺には中等教育学校が1校あるのみで、高等学校が1校もなく、ほとんどの高校が高田駅や南高田駅に集中している。従って、多くの高校生が直江津駅で乗り継ぎをせざるを得ないという、全国的にもまれに見る特殊性が、上越にはある。JRとの協議では、こうした特殊性を訴えたのか。」と重ねて聞きました。
 これに対しては、「かなりの交渉をしたが、JR本社を崩せなかった。10km以上のところは、トキ鉄だけの割引であり、割引率にも限界がある。」とのことです。JRはどこまでも前例にならい、10kmを超える路線での割引はしないと言っているとのことですので、トキ鉄だけを責めるわけにもいきませんが、実態に合わない前例にこだわる姿勢は困ります。
 次に、除雪体制です。
 現在、JRでは、ラッセル車を2台、ロータリー車を2台保有して使っているとのことですが、いずれも昭和40年代製の古いものであり、廃車にするとのことです。そこで、ラッセル・ロータリー共用のENR1000を、当面1台導入し、来年までには2台導入して、ひすいライン、はねうまラインに配置し、実際にははねうまラインを中心に稼働するとのことです。この点は、専門家の意見を聞いて、はたしてこの体制で除雪が十分できるのか、評価していただきたいものです。
 除雪への考え方としては、「上越妙高駅~直江津駅は基本的に通す。」「上越妙高~妙高高原は間引き運転もあり得る。」「特急『しらゆき』はなんとしても通したい。」ということでした。
 その他の問題では、まず、ダイヤ編成が話題になりました。
 編成の基本的な考え方を聞くと、「最優先は在来線の接続。特に直江津駅での接続を重視し、従来のJR東西の接続よりもスムーズになった。次は、富山、長野方面への接続である。」とのことです。
 新幹線との接続では、「上越妙高駅で、東京方面と金沢方面のどちらへの接続を考えるかで変わってくる。今回はあまり方面を気にせずにダイヤを組んだ。」「新幹線との乗り継ぎ時間は、7~30分なら良いだろうという考えである。中には40分以上の場合もあるが、新幹線のダイヤそのものが流動的なので、その都度合わせていきたい。JRの標準乗り換え時間は8分であるが、トキ鉄は7分と考えている。」「『しらゆき』との乗り継ぎは、金沢方面のみの新幹線を重視した。」とのことです。
 なお、除雪体制の説明で、全線路が示された図が出されましたので、「譲り受ける資産はどうなっているのか」と聞いたところ、「どの資産を譲り受けるかはほぼ決まったが、金額は未定である。もちろん、不要な資産は譲り受けない。図は、現在のJRの図を利用しただけであり、この図の通りになるわけではない」とのことです。
 資産譲渡については、「不動産の評価もあり、3月14日までの譲り受けは困難。」とのことですが、この件に関しては、目が離せません。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
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