若竹寮の指定管理者制度移行に思うこと

活動日誌
12 /14 2014
児童養護施設「若竹寮」と2017年度から指定管理者制度へ移行する計画であるとして、このほど議会に説明がありました。
この件に関してはいろいろな思いがありますので、あらためてしっかりした見解を示したいと思いますが、説明資料を見ての率直に感じたことをひとつふたつ・・・・・

指定管理制度への移行の効果として、次のようなことが挙げられています。
(1) 民間ノウハウの活用
○ 社会福祉法人等がそれぞれの施設運営において有する、児童の保育や障害児の生活指導及ぴ自立訓練等のノウハウを活用することにより、児童養育の向上を図ることができる。
(例えば)
・福祉施設等における職場体験機会の増加
-法人が運営する施設との交流による情操教育の向上
-障害児入所施設における生活指導や自立訓練等のノウハウ活用による自立支援の向上
<感想>こう書かれると、障害児入所施設を運営している社会福祉法人(市内にはそんなに多くありません)を指定管理者にするということが前提になっているようです。もう決まっているんじゃないかと勘ぐりたくなります。また、市直営ではこうしたことはできないと決めつけているようで、ちょっとおかしい。

(2)長期的な職員配置が可能
○ 比較的長期間の職員配置により、児童とのより強い信頼関係を構築できる。
○ 現非常勤職員を指定管理事業者正規職員としての雇用、または長期の雇用が期待できる。
○事業者選定にあたり、配置人数、年齢構成などを仕様書に明示し、パラシスのとれた職員体制とする。
<感想>最初の二つは「効果」ですが、3点目は対策であって、文脈に整合性がありませんが、私の読み方が悪いのでしょうか。また、長期間の職員配置が、「市営だとできない」と言っているようで、これもちょっとおかしい。

(3)専門職員の確保が比較的容易
○大学や短大、専門学校等の実習生で児童養護施設への就職を希望する生徒を実習時に確保できる。
<感想>職員採用に際して、「民間だと青田刈りができる」とでも言っているような気がします。いいのかな?

(4)会計処理がスムーズ
○資格取得検定料や部活遠征費など、急に必要な費用をスムーズに支出できる。
○被服や靴などの日用品を市の請求書取扱店以外の店舗でより安く購入できる。
<感想>市営だとこうしたことができないとすれば、運営が硬直化しているとしか思えません。実際はもっと融通を利かしているんじゃないんでしょうか。

(5)経費の削減
○ 人件費の削減が図られる。
○指定管理事業者が運営する他の施設との共同購入により、食糧費の削減が期待できる。
<感想>いつも思うことですが、これが最大の問題です。つまり、「民間法人なら、職員は安い人件費で同じことをしなさい」ということになりますから、とんでもない考え方だと思うのです。行政がやることを民間に委託する場合には、ほとんどの場合この理屈ですが、これでは、「市の職員は高給取りだ」と言っているようなもので、まったく理屈に合いません。おかしいと思いませんか。2番目の点も、市は学校給食で、ものすごく大量の食材を購入しているのですから、それこそ共同購入はお手のものではないんでしょうかね。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!