子どもを大切に

活動日誌
09 /21 2014
 5月4日に書いた芦田愛菜さんの記事に対して、反論?がありました。
「芦田愛菜ちゃんは読書が好きですから、作品や登場人物の背景や心情についてきちんと理解することが出来ますし、子供らしさもたくさん持っています。お友達とも遊ぶし、体を動かすことも好きだし、好奇心も旺盛だし、動物が好きで、自分より小さな子供にも優しい素敵な子です。子供に流行りの文房具だって大好き。そういうこと、ご存知ですか? 簡単に『子供らしくない』とまとめてほしくありません。」というものです。
 この方は芦田さんのファンの方でしょうか、芦田さんへの思いにあふれているように感じました。
 しかし、どうも論点がすれ違っていて、最初の投稿をよく読んでくださっているのか、真意を理解してくださっているのかどうか、疑問に感じました。
 私が書いたのは、芦田さんは事実、9~10歳の成長期の子どもであって、そのことに十分配慮した扱いが必要なのではないかということでした。
 ご指摘の通り、芦田さんは非常に優秀な女優さんでありましょうし、いろいろな困難な仕事や状況の中でも子どもらしさを保つことができるすてきな子でありましょう。その点は、きっとだれもが認めることだと思いますし、全く否定もしておりません。(もちろん、私は直接お会いしたこともないので、詳しいことは存じませんから、「しっかり知っているのか」といわれると、どうにもなりませんが・・・)
 そのことと、成長期の人を、その発達段階に応じた適切な環境で大切に扱う必要があるということとは、直接関係ありませんし、芦田さんがどのような人であっても、その人の人格が尊重される扱いがされることの重要性はかわりありません。
 もしかすると、「女優としての活躍ぶりよりも、こどもらしくない立ち居振る舞いやまなざしが気になると指摘しています。」という引用が気に入らないのでしょうか。これは引用ですが、少なくない方からこのような指摘があることもまた、事実ではないでしょうか。いついつのこんな場面であると具体的に挙げることは困難ですし、そうした場面をカバーしてあまりある「子どもらしさ」もたくさんお持ちではありましょうが、多くの方が多かれ少なかれ気になる場面があるといわれていることも事実です。ここで重要なのは、そのことで芦田さんを否定したり、批判しているのではなく、そうした状況に追い込まれている芦田さんには、もっともっと手厚い配慮を、周りの大人がすべきであるということですので、この点を誤解しないでいただきたいと感じた次第です。
 なお、芦田さんに限らず、今この国では多くの子どもたちが大切にされていない状況が、数限りなくあります。そうした状況の中で、まさに子どもらしくない立ち居振る舞いやまなざしを身につけてしまっている子どもたちも少なくありません。
 国連子どもの権利条約は、なんとか批准はされたとはいうものの、実際にその趣旨が生かされているかというと、まだまだ不十分です。保護者の収入によって、医療、教育、生活環境が大きく異なっているという事実、詰め込みの教室で詰め込み教育がされて、自らの可能性を十分に切り開く展望を見失いがちな学校の現実。あげればきりがありませんが、そうした一つひとつを子どもの立場に立って、解決していることが、私たち大人の責務だと思います。

 以下は、毎週発行している「市政ノート」5月11日号に掲載した、「こどもの日記念、妄想 各省庁 政策バトル」です。 
 5月5日のこどもの日、あるラジオ局に、こどもの日を記念して、「子どもに薦めたい本の大バトル」といった番組がありました。それにちなんで、「こどもの日を記念して、各省庁が子どものための政策を出し合う大バトル」を妄想してみました。あくまでも、こうなればいいなあという妄想ですが・・・

司会 今日は各省庁のみなさんにお集まりいただき、子どものための政策をどんどん出し合っていただくバトルをやろうという趣向です。さあ、どの省庁が一番子どもを大切にするのでしょうか。それでは始まりです。最初は文部科学省さん、どうぞ。
文科省 子どものための政策といったら、わが文科省が一番に決まってるでしょ。わが省は、まず、義務教育を完全に無償にします。給食費や教材費、それに修学旅行や部活の費用も含めてぜ~んぶ無償です。高校だって、授業料は私立も含めて全部無償にしちゃうんだから。
司会 大学はどうなるんでしょうねえ。
文科省 え~い、ついでだ。大学も専門学校も全部無償にしちゃいます。もちろん、下宿生には返さなくてもいい奨学金を毎月10万円ずつ支給しま~す。
司会 これは大きく出ましたね。厚生労働省さん、負けてられませんね。
厚労省 もちろんです。わが省はまず、保育料を全部無料にします。送迎には全園に国からバスをプレゼント。医療費も未成年者は完全に自己負担なしにしま~す。もちろん、病気の子どものめんどうを見る特別保育や、放課後の子どもたちの居場所もゆ~ったり作ります。それだけじゃありませんよ。子どもの幸せのためには、まず家庭から。児童手当を今の10倍にして、家計を助けます。
司会 やりますねえ。おっと、ダークホース、国土交通省さんも出てきましたよ。
国交省 ちっちっ、子どものためには遊び場だって忘れちゃいけんよ。わが国交省は、町内ごとに子どもの遊びの広場や子どもの家をつくっちゃうんだから。道路だって、歩道を広くして、自転車専用レーンを国道だけじゃなくて、県道や市道にもつけちゃいます。それに、なんといっても家族みんながゆったり暮らせる住宅がまず大切。広~い公営住宅を増やすたけでなく、自分で建てるという家族のために、新築の補助やリフォームの補助をはずんじゃいます。スポーツ施設だって、文化施設だって、どんどんつくっちゃうんだぞう。
財務省 みんな何言ってるんだろ。子どもを大切にするには、まず税制だろ。わが財務省は、まず消費税をやめて、所得税もしっかり収入に応じて集めるように改革するんじゃ。子どもはみんな平等に生まれてくるんだから、親の収入に関係なく暮らせるようにするんじゃぞ。
法務省 うちらを忘れてもらっちゃ困るぜ。法務省は間違いを犯した子どもがもとの道に戻れるように、少年法の厳罰主義をなくして、ケースワーカーを増やしたりして、みんなで見守れる仕組みをつくるのさ。
司会 まだまだ出そうなので、今日はこれぐらいに・・・
他省庁 お~い!こっちにもしゃべらせてくれえ!!(以下、大混乱に・・・)

 

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!