雪はたいへん

活動日誌
02 /14 2014
 東京は今日、大雪だそうで、町中がパニックになりそうな話です。それを聞くと、当方のような豪雪地域では、「たった数センチの雪で何をおたおたしてるんだ。たまには、雪の苦労をお○い○れ。」という声が出てきそうです。率直なところ、一晩に降る雪が30cm以内であれば、外出にもそんなに支障はありません。まして、10cm程度の降雪なら、「今日は降らなくていいね」という会話になります。
 しかし、しかしですよ。それは、豪雪地域の人は生まれつき雪に強いとか、雪に動じない超能力を持っているとかということではありません。降雪を見越して、家の建て方そのものを工夫したり、雪に備えた各種の道具を買いそろえたりと、かなり大きな負担を強いられているからそこなのです。
 上越市では、今冬の市道の道路除雪の予算として、約18億円を計上しています。昨年までのような豪雪になると、それではまったく足りず、25億円にも上ることがあります。今年はかなり降雪が少なく、東京の数倍程度ですので、何とか予算内に収まりそうだとのことですが、それでも18億円の予算内ということですから、たいへんな額です。毎年、小学校1校分の建設費が、とけて無くなってしまっているのです。しかも、これは市道の除雪の費用だけの話で、各家庭の私有地の除雪や屋根の雪下ろしの費用、雪道に対応した靴やタイヤ、手作業での除雪のためのスコップや作業着、軒先の融雪のための井戸の維持費用など、市民がそれぞれに負担している費用は、合計すると途方もないものになることでしょう。こうした負担をしているからこそ、ちょっとした雪には動ぜずにいられるというわけで、何もせずにのほほんとしているわけでは決してないのです。
 「豪雪はそれ自体が災害である」と主張していますが、台風や地震のように突然嵐のようにやってくるわけではないので、当事者以外はあまりピンとこないかもしれません。しかし、まさに「毎年が災害」なのです。
 なのに、たとえば必需品の長靴やスコップ、スノータイヤの購入費が、税金の控除の対象になるという話は聞きません。雪下ろしの費用などは雑損控除の対象になるようですが、それもハードルは低くないので、一定の金額にならないと泣き寝入りです。
 こんな現状こそ、理不尽な話ですので、豪雪地帯の人間にとってみれば、「たまには太平洋岸に大雪が降って、苦労を知ってほしい」といのも本音です。
 憲法では、基本的に全国民が平等に扱われることになっていますが、自然の猛威にハンディキャップを負っている地域では、果たして平等に扱われているのか、実に疑問です。せめて、税金の面だけでも配慮してほしいと、切に思います。
20140214a

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!