中郷ひばり荘、民設民営で?!

活動日誌
01 /09 2014
 中郷区にある温浴施設「中郷ひばり荘」は、築40年を経てかなり老朽化し、改築が求められています。今年は、指定管理者による改修が予定されていましたが、建物にアスベストが使われていることがわかり、その計画もストップしていました。
 このほど、市としての今後の在り方の考えが決まったとのことで、今日の市議会厚生常任委員会に報告されました。
 それによると、
・ひばり荘は中郷区の「地域事業」として搭載されているほか、地域協議会からの強い要望もある中で、温浴施設としての存続を前提にして考えている。
・しかし、「民間への譲渡が可能な日帰り温浴施設は譲渡を進める」とした「公の施設の再配置計画」における基本的な考え方を踏まえ、機能存続の手法として「民設民営」の形態を原則とする。
・民間事業者による施設整備に当たっては、地域事業であるひばり荘の機能を継続することを条件に、一定の補助金交付を前提として事業者を公募する。
・こうした方針について地域協議会をはじめとする地域住民に説明し了解を得た上で、現指定管理者との協議により指定管理期間を今年度限りとし、それに合わせて公の施設としての共用を廃止する。
というものです。
 この説明に対して、委員からは、いろいろな角度からの質問が集中しました。
 以下、かいつまんでやりとりを挙げます。
Q 今後、具体的にはどうなるのか。
A 3月末で移設をいったん廃止し、解体撤去して更地にした上で、民間事業者を募集する。
Q 一定の補助金交付とはいくらぐらいか。
A 金額を含めて、新年度予算で明らかにするが、市として新しい温浴施設を建設するといくらぐらいかかるかを計算して参考にする。
Q 地域の意見をどう反映させるのか。
A これから地域の意見を聞いて、募集要項に反映させる。また、補助金の交付要綱でも、現在のような形態での施設存続に関する項目を入れたり、事業者と覚え書きを交わすなどの方策を検討する。地域協議会は、はじめはあくまでも公設との要望であったが、これまで数回の勉強会を重ねる中で、民設もありということになりつつある。募集に当たっては、この間地域から要望されている食堂の設置などを含めて、使いやすく客の集まる施設になるようにした。また、民設であっても、地域にかわいがられて利用されるような施設になるようにしたい。しかし、民間施設になるので、開業してからの市民意見の反映は困難である。
Q 他の施設が民間に譲渡されたり、再配置が進められている中で、この施設だけ補助金を出すということを決めていいのか。
A この施設に関する取り扱いはあくまでも特例である。これは、中郷区の地域事業に搭載され、しかも中郷区としての独自の財源があるということが前提となっている。
Q 土地はどのような取り扱いか。
A 有償での貸し付けである。
Q 補助を出すことになった経緯はどうか。建物を解体するということになると、除却による評価損は出ないのか。
A 中郷区の地域事業に搭載されていることから、市で運営するとすればどれだけかかるかを計算し、その上でアスベストの除去や耐震補強をするよりも改築する方がより現実的であるということになった。建物の評価額は今8000万円ほどであるが、アスベストの除去の費用などを考えると、損は出ないのではないか。3月には細かい費用を出す計画である。
Q 民間事業者にこの件だけ補助を出すというのはいかがか。逆に、建物の建設費用は多額であり、市で行うべきであるが、そうなると、「補助金」ではなく、公設にしてはどうか。
A この件はあくまでも特例として考えている。市全体としては「公の施設の再配置計画」の考えの中で身軽になりたいということもある。庁内検討でもいろいろな意見があった。地域次号に搭載されていることから、施設の存続を前提にしたが、すべて民間の負担と言うことでは無理なことから補助をするということになった。他の事業との整合性を含めて3月に再度説明する。
Q 地域事業費枠はなくなったが、補助金の規模はその枠の金額を考えているのか。
A 当時の事業費枠は、3億1144万であるが、今の状況の下で、枠いっぱい使うことは考えられない。行政として温浴施設だけを建てればいくらになるかを考えた上での補助額になる。
Q 年間利用人数はどうか。
A 平成24年度は22614人、25年度は12月までで14479人である。これは前年同時期の83%となっており、年々減少している。
 こうしたやりとりの中で、私は、ひばり荘が建設された際の地元の思いや、妙高市の市民を含めた利用者の思いが実現されるようにすべきことを指摘しました。
 また、民設民営を前提としながらも、廃止するのではなく、建設するということですが、せっかくできても使い勝手が悪かったり、民間事業者の経営論理に則った施設になってしまっては、どうにもなりません。そこで、今まで通りの利用料金やシニアパスポートの対象になることなどを求めました。
 さらに、現在の施設は、指定管理料を支出していますから、通常の経営資金も補助していることになりますが、新しい施設に関しては、経営資金は補助しないとのことですので、どうやってそれをまかなえるようにするのかとただしました。
 これに対しては、集客できるような施設にしたり、民間事業者の経営努力でやっていけるようにするという答弁です。しかし、現在は指定管理料の1000万円分だけ、毎年赤字になっている訳で、新しい施設にするとこの赤字が解消できると考えるのはあまりにも安易です。民間経営にすると黒字にできるというのでは、行政の運営はいかに無能かということを表すことになりかねませんので、その点を指摘し、更にしっかり精査して、必要であれは経常的な経営資金の補助を出すか、公設公営で行うようにすることを求めました。

議論になった中郷ひばり荘
20140109a

コメント

非公開コメント

ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!