国旗と国歌について その2

活動日誌
06 /16 2013
 4月15日のこのブログの記事「国旗や国歌」についてのコメントが、このほど寄せられました。内容はともかく、関心を持って読んで下さる方がいらっしゃることは、たいへんうれしい限りです。
 その上で、若干意見を差しはさませていただきたいと思います。
 寄せられたコメントは次の通りです。

① 政権を取ると手のひらを返したように公約を投げ捨て、国民を裏切るような政党が国会で多数を取ってしまうような政治の現状 とは民主党のことですね?
② 他国を侵略し少数民族を弾圧している現況中国の国家は、闘いを推奨する歌ですから当然共産党は批判するのですね?
③ 戦争した国の国歌や国旗を全て批難するのならば世界中の国旗や国歌は全部戦前のものと変えなければなりませんね。
④ アジア諸国民の独立に恩恵を与えた大東亜戦争を単に侵略戦争であったと言い切るとは共産党は米国の戦後政策に洗脳されてるんですねぇ
⑤ さて表示されるかな?

 <わかりやすくするために、各センテンスに丸数字を入れさせていただきました。>

 まず、①ですが、この場合、自民党のTPPに関する姿勢について特に申し上げたつもりです。もちろん、民主党にも当てはまります。かつての社会党(村山政権)にも当てはまります。
 次に、②ですが、あいにく中国の国歌について詳しくないもので、若干調べてみました。日本語訳は、次のようなもののようです。
起て!奴隷となることを望まぬ人びとよ!
我らが血肉で築こう新たな長城を!
中華民族に最大の危機せまる、
一人ひとりが最後の雄叫びをあげる時だ。
起て!起て!起て!
我々すべてが心を一つにして、
敵の砲火をついて進め!
敵の砲火をついて進め!
進め!進め!進め!

 さて、この国歌への姿勢ですが、この国歌ができた背景と歴史を考えると、「君が代」とはまったく異なることから、安易に批判はできません。そもそもこの歌詞でいう「中華民族に最大の危機せまる」という危機が、日本と欧米諸国の植民地政策のことであり、そうした力から自らを守ろうという意思をだれも否定はできないでしょう。
 ここで注意していただきたいのは、以前も指摘した通り、ものごとをごっちゃにしてはいけないということです。コメンターのいう通り、「少数民族を弾圧している現況中国」は、その点ではまったく許せないものであり、その他のいろいろな点を含めて、批判すべき点がたくさんあります。日本共産党は、日本の固有の領土である尖閣諸島を不当に支配しようとしている中国の理不尽な姿勢を含めて、多くの点で批判しています。その意味では、コメンターの言うように「共産党は当然批判」しています。しかし、こと国歌に関しては、その意味するもの、歴史などを総合的に見ないと、単純には評価できないことも見逃してはなりません。「君が代」のように、作られた動機やその後の歴史などを含めて天皇賛美で一貫しているものはあまりないということもあります。例えば、アメリカの国歌なども、その出自からすると、たいへんすばらしいものですが、現況のアメリカ政府のやっていることは、めちゃくちゃ以外の何者でもありませんから。
 ③に関しても同じです。なんでもかんでもごっちゃにして、「戦争した国の国歌や国旗を全て避難する」と決めつけていらっしゃいますが、よく読んでいただければ、そうではないことをおわかりいただけると思います。舌足らずの部分があればお許し下さい。日の丸の点でいうと、日本は日の丸をアジアへの侵略戦争の旗印にし、韓国朝鮮へは、個々の家庭への掲揚まで押しつけ、この旗の下でさんざん悪いことをしてきました。そして、なによりも、その侵略行為を反省せず、犠牲になったアジア諸国にまともな謝罪すらしていないというその後の政府の態度など、きわめて特徴的な歴史があります。その点で、単に「戦争した国の国旗」などという代物ではありません。何度も申し上げますが、ものごとは複雑であるということを認識した上で、いろいろな面から見ていただきたいと思います。一つの面を見て他の面も一緒にして批判するのは、ケンカとしてはいいのかも知れませんが、冷静な態度ではないと思います。
 ④に関しては、歴史をきちんと学ばれることをおすすめいたします。申し訳ありませんが、「アジア諸国民の独立に恩恵を与えた大東亜戦争」などという歴史事実を歪曲した歴史観をお持ちの方とは、議論にならないと思いますので、これ以上のことはご勘弁下さい。
 ⑤についてですが、コメントを寄せて下さる方の中には、言葉遣いも支離滅裂、内容も意味不明といった方もおられますので、そうした場合は無視させていただいております。しかし、そうでなければ、④のような内容はともかくとして、できるだけ受け止めさせていただきたいと思います。今後ともどうかよろしくお願いいたします。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!