GID乗り越え

活動日誌
09 /22 2012
 今日は、性同一性障害(GID)を乗り越え、性別適合手術を経て男性から女性へとトランスしながら、なんと一部上場企業の管理職の地位を保って働き続けている方のお話を聞いてきました。
 性同一性障害は、最近になってやっとかなり理解されつつあるとは言え、まだまだ多くの方に理解されているとは言えません。中にはかなりの偏見を持っている方もいます。そうした中、上場企業で管理職(部長)にまでのぼりながら、自力で社内の理解を広め、経営者にも認めさせながら、あらためて女性として地位を保ってきたというお話です。それまで男性のエリートサラリーマンとして第一線で活躍してきた上司が、突然女性として現れるわけですから、社内は大混乱になっても不思議はありません。そうしたことに対して、法律の裏付けも得ながら経営者の理解を勝ち取り、全社内にこの事実を公式に広げさせ、認めさせてきた取り組みには脱帽です。同じような境遇の方には大きな励ましになるものだと感じました。
 もちろん、GIDそのものもたいへんな苦労の種です。それだけで今の日本の社会の中では大きな困難になりますが、それを乗り越えてきた姿にも感動しました。
 それにしても、まだまだこうしたセクシャルマイノリティーへの理解が進まないこの日本の社会は、まだまだ文化としての遅れを感じます。まっとうな性教育が、保育園や小学校から大学まで系統的に行われていれば、多くの国民の理解はかなり進むはずです。また、こうした人の生きにくさを助長している法律や制度の不備の軽減もだいじです。
 ところが、科学的な性教育を否定したり、家父長的な家族制度を押しつけたりする勢力が、いまだに猛威をふるっています。昨日も、子宮頸がんワクチンの接種に対して、無理解な「とんでも科学」を取りあげて、接種を抑制しようとしたり、「純潔」を観念的に唱えようとする質問がありました。子どもたちの実態や、現代科学の発展を無視し、発達段階に即した性教育を妨害するようでは、日本の子どもたちの未来をつぶしてしまいます。
 子どもたちには、科学に則り、命の大切さを訴え、自分の体の主人公になって、責任ある行動を自ら選ぶことのできる力をつけさせる性教育こそ大切です。
 最近、私自身も性教育への取り組みに甘さがありました。これを機会に、しっかり学び、実践していかなくてはと思った次第です。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!