アメシロ

活動日誌
05 /02 2012
 桜もすっかり葉だけになり、季節の移ろいを感じます。
 さて、桜と来れば思い出すのが「アメシロ」。大量発生して、隣家の木々にも移り、たいへんな目に合われたという方も少なくないのではないでしょうか。
 さて、このアメリカシロヒトリは第二次世界大戦後、アメリカ軍の軍需物資に付いて渡来したとされています。1945年に東京で発見されたのを最初に山手線沿線、中央線沿線に広がり、その後関東地方を中心に分布を広げたそうです。まさにアメリカによる生物学的な侵略といえます。生態系の破壊とまではいえないにしても、迷惑な話で、なんとかしてほしいというのも市民の多くの願いです。
 ただ、このアメシロの被害といえば、実は仮に刺されても人体には影響はなく、アレルギー反応を示す人に影響がある程度だそうです。しかし、食害によりサクラなどが衰退すること、何よりも糞で樹木の周囲が汚くなることから、一般的には駆除されます。その際に用いられる殺虫剤は、スミチオンやオルトラン乳剤などです。
 上越市では、以前は市が街路樹だけでなく、一般家庭の樹木なども含めて殺虫剤を散布する大規模駆除を行っていたらしいのですが、今は市としては一般家庭に関しては散布を行っていません。市民には自己責任で駆除することを原則としているとのこと。ただし、要請があれば大型の動力噴霧器を貸してくれるとのことです。
 一方、一般家庭の庭の樹木に発生したアメシロについては、大規模な殺虫剤散布はいかがなものかという意見もあります。
 あるサイトを見ますと、「何のことはありません。たかが狭い庭の数本の木です。アメシロのたかっている葉だけを取る作業はたいした労はありません。アメシロは年に2、3回発生すると言われていても、その期間だけ、数日に一度、アメシロのついている木の葉を取って、土に埋めれば済む事です。」とあります。
 たしかに大量の殺虫剤を大型の動力噴霧器で大量に散布する姿はぞっとするものがあります。アメシロだけをねらい打ちできるものでもなく、他のいろいろな生物(人間を含む)に対しても「殺戮」をしかねません。
 市としては、そこまで考えて殺虫剤の散布をやめたのかとも思ったのですが、動力噴霧器を貸してくれるということからして、環境を考えてのことではないようです。単に金の問題でしょうか。
 ここでは二つの問題があります。
① 市としては、環境保全を考えてのことではなく、財政支出を抑えるために駆除をしないということであれば、単に市民サービスを低下させているということであり、以前の姿勢と比べてどういう理屈でサービス低下を理論づけているのか。一般家庭のアメシロ駆除は自己責任でということであれば、その責任を果たしてもらえる環境作りや啓発活動をやっているのか。単なる放置ではないのか。
③ アメシロ駆除には殺虫剤の散布ではなく、発生した枝の埋設など、環境に優しい手段を取るべきであるとする意見もわかるが、実際上そうした駆除が、ごく一般的な家庭で可能なのか。(これは技術的な問題だけでなく、経済的な問題、つまり時間的ゆとりのある高齢者は高い枝を切ることはできないし、体力に自信のある現役世代は長時間過密労働のもとで枝きりなどをしている暇がない、という問題です。)
 このほかにも、「自己責任で駆除もできないのならば、庭の木は伐採してしまえ」というきわめて乱暴な話にもつながりかねない問題もあります。
 いずれにしても、ことは単純ではありません。多くのみなさんのご意見をお寄せください。

コメント

非公開コメント

アメシロ

確かにアメシロ困ったもんです。我が家の桜の老木の枝にも昨年の秋に気がついたときには大量発生していました。枯葉になって落ちる前の緑の葉っぱが一枚残らず食べつくされました。隣近所の人からも被害が及ぶことを心配する声が出たものですから、しかたなく殺虫剤を買ってきて噴霧しました。庭に植えてあったミニトマトやウドやすべてたべられなくなることを覚悟の上です。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

トラックバック

まとめtyaiました【アメシロ】

桜もすっかり葉だけになり、季節の移ろいを感じます。さて、桜と来れば思い出すのが「アメシロ」。大量発生して、隣家の木々にも移り、たいへんな目に合われたという方も少なくないのではないでしょうか。さて、このアメリカシロヒトリは第二次世界大戦後、アメリカ軍いま...

ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!