並行在来線の利活用と地域活性化セミナー

活動日誌
11 /18 2011
 今日は直江津学びの交流館で、並行在来線のセミナーが行われました。
 講演はRACDA高岡の島会長。高岡市で万葉線の存続に力を尽くしてきた市民団体の代表です。
 単に有力者や行政に頼るのではなく、いろいろな提案を市民に投げかけ、市民の本音を引き出す中で存続を求める声を世論にしてきた経緯を語りました。
 地域鉄道は、運輸業ではなく地域サービス業であるべきという考えに感銘を受けました。
 パネルディスカッションは、直江津南商店会の新井会長や上越高校の木下生徒指導部長など。
 直江津駅の南側を医療の街にしたいという構想や、直江津駅の自由通路をギャラリーとしての活用などのを考えを会場に投げかけました。高校の立場から、木下さんは並行在来線いかんでは生徒が通えなくなり、学校の存廃すらかかっている問題であり、大いに関心を持っていかなくてはならないと語りました。
 最後に島会長はつぎのように発言し、これからの取り組みに示唆を与えました。
 「万葉線の乗客の増えた要因は、一つはずっと存続するという安心感、今一つは運賃の値下げ。100円を100万人分値下げするとそれだけの減税になる。福祉増強や医療充実の政策に反対運動は起きない。さらに、民間でも駅があるおかげで不動産の価値も上がって税収も増える。つまり、事業者は赤字でも利用者はそれだけ黒字。道路整備に金をかけるか鉄路整備に金をかけるかの選択だ。」
 ところで、JRから3セクになるとこれまでできなかったいろいろなことができるようになるのではないかという期待が語られましたが、これは気になります。実際には、3セク会社はどこも経営が厳しく、やりたいこともできないでいます。
 地域のみなさんが使いやすくなるような工夫や改善は、JRだろうが3セクだろうが、どんどん実行していくべきことで、逆に資力のあるJRの方が実行力があるはずです。大会社なので願いが通らないとすれば、そのことこそ問題です。JRにこそ利便性向上の施策を実行させる地元の取り組みと、公共交通としての責任をしっかりと果たさせることは、どうしても必要であると感じました。なお、島会長も、JRこそやりたいという取り組みをしていくことだと指摘していました。
 もう一つ気になったのは、最後の嶋津社長の閉会挨拶です。どうしたら地域に愛される鉄道にできるか、毎日のようにここに来て議論をしているとの発言でしたが、それならここ上越を本部にして本気でやってほしいと感じたものです。

島会長の講演
20111118a

パネルディスカッションでは上越高校の木下氏も発言
20111118b

コメント

非公開コメント

ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!