クールビズって?

活動日誌
05 /14 2011
 クールビズの前倒しで、5月からノーネクタイ運動を取り入れているところが出てきています。
 ところで、クールビスとは何なんでしょう。百科事典のニッポニカ・プラス(小学館)によると、「地球温暖化対策や夏期の電力不足の解消、消費喚起効果をねらって、日本政府が推奨している軽装運動、およびそうした軽装。夏の間、室内の冷房温度を28℃程度に設定しても効率的に働けるように、体感温度が2度程度下がるとされる「ノーネクタイ、ノージャケット」スタイルで活動することを意味する。」とあります。
 つまり、冷房の使いすぎなどを避け、電力不足を解消することが目的です。
 そのことから考えると、5月から暑い日が続き、冷房が必要だというような土地柄であれば、その電力の節約のために大いに推奨すべきことであって、前倒しももっともなことです。
 しかし、5月から冷房を使う土地はどれだけあるのでしょう。ましてやここ上越でははたしてどうなのか。一般的な話としてネクタイを着けることの是非はともかく、単にかけ声をかけて「ネクタイを外しましょう」みたいなことをお題目にするのはなんとなくファシズムのにおいがするのは私だけでしょうか。
 そもそも、クールビズの本質は、「寒ければ着る、暑ければ脱ぐ」という、ごく当たり前のことをすすめて、無駄なエネルギーを使わないようにしようということではないでしょうか。そのことを考えると、真夏でもスーツやネクタイというのをやめようということは、あたりまえの話であり、より自然な人間らしい営みです。同様に、まだ肌寒さの残る5月には、気温にあったものをきちんと着ることも大切なはず。そのことを考えての呼びかけであるよう、考えるべきではないでしょうか。
(たしかに今月上旬には急に暑くなった日もありました。そんな日にはそれなりの服装にすることも必要です。でも、冷房を節約するためというほどではなかったとも思います。また、一時的にかなり暖かい日があるにしても、しょせん5月ですから、肌寒い日もあります。これを一律にクールビズの前倒しというのはいかがでしょうか。)
 もうひとつどうにも疑問なのは、クールビズといいながら、ネクタイだけ外して上着を着ている姿です。最近のテレビに映る閣僚もどうもその傾向があり、「何を考えているのだろう」と思わざるを得ません。ネクタイだけが目の敵にされていて、最も暑さを増している上着は免罪されている?なんて姿は、まるで観念的なやり口にしか思えません。
 今こそ、「寒ければ着る、暑ければ脱ぐ」という、人間本来の姿に立ち戻ることが大切だと思います。
 なお、ネクタイを着けることがきちんとして服装だと主張しているわけではありません。服装はそれぞれの個性を生かしつつ、健康や安全そして礼儀を守りながら調整すべきもので、画一的に決められるものではないと思います。ここで言っているのは、ふだんはネクタイが礼儀の権化のように言いながら、「クールビズ」というとネクタイだけを外せばいいように言われている現代の変な風潮に対しての苦言です。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!