男女共同参画

活動日誌
12 /22 2010
 先日、ある女性団体のメンバー向けに、「生と性-生涯よりそう性の話」と題して、ちょっとした性教育の講座を行いました。
 性を学ぶには、まず自分と相手のことをしっかりと科学的に知ることから始まりますが、行き着く先はそれぞれがいかに人間らしく生きるかということ。「性」は「心で生きる」と書きますが、まさにその通りで、性差で決めつけず、互いに自分らしく生きていきましょうという話になります。そして、両性が互いに認め合い、大切にしあうことがもっとも大事ということを確認してまとまります。
 さて、このほど、市の男女共同参画基本計画の案が示されました。総務常任委員会の所管事務調査で審議されましたが、その内容を見ると、少々残念なこともチラホラ。
 「男女が互いの人権を尊重し社会のあらゆる分野で平等に参画できるまち」をめざし、「男女が等しく参画するための社会整備」などを進めるとしていることは大事ですが、その環境作りとして、「職場環境の見直し」をすすめるとしながらも、「職場における男女の地位が平等だと感じる人の割合」を8年で伸ばす目標は、わずか4ポイントとしています。現在は25.7%ですが、平成30年の目標値が29.7%というのですから、8年後でも3分の1にもなりません。
 たしかに職場の環境を変えて、企業内での男女の地位を平等にする取り組みはかなり困難です。しかし、この目標では「困難だからあまり何もしない」といっているようなもの。男女共同参画宣言都市の名が泣きます。
 職場環境改善には、まずそれぞれの職場の実態を把握すること。ところが実際には、男女の地位に差を設けている職場がどれだけあるか、その差別の内容にはどんなものがあるかなどには、ほとんどメスが入れられていません。本気で職場環境や雇用環境の改善に取り組むのならば、立入調査も含めてこうした実態をつかむことに、思いきって手をつけていくことが必要ではないでしょうか。
 もう一つ気になることがありました。それは市の職員の意識改革という点です。
 「行政の部署が男女共同参画の考えを意識して業務を遂行すること」が大きな役割を果たすとしていますので、すべての職員が男女共同参画の考えを意識することがまず必要です。
 ところが、現状77.7%である「業務を進めるうえで男女共同参画の考えを意識している職員の割合」の4年度の目標は、「現状値より向上」させるだけ。なんと数値も不明確な目標です。
 市民の意識改革の先頭に立つべき市職員向けの取り組みがこれでは、進むものも進みません。
 「先ず隗より始めよ」という言葉がありますが、ほんとうにまず自分から積極的にやり出すことが求められています。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!