性教協全国セミナー

活動日誌
07 /30 2010
 今日から三日間にわたって、金沢市で“人間と性”教育研究協議会の全国セミナーが開かれています。私は今回、今日と明日の二日間の参加ですが、加賀百万石の地にきています。
 今日は全体会で、金沢紫金草合唱団の演奏と基調報告、堤未香さんの講演とトーク&トークでした。

 堤さんの講演は実をいうとあまり期待していませんでした。
 しかし、聞いてみると、なかなか奥の深い話で、心に残ったフレーズがいくつもありました。
 客観的な報告ではないので、全体の様子を網羅するのではなく、私なりに心に残った部分を紹介すると、まず第一の点は、アメリカの状況は私たちが考えている以上に悲惨な状況になっていて、それがほとんど日本では報道されていないという点です。アメリカの心ある人たちは、その現状に心を痛め、日本はその二の舞をしないでほしいとのメッセージをよせているそうです。
 その中で大事なことは、「アメリカのような医療制度にしてはいけない」ということ。「シッコ」で指摘されたような貧困層の医療破壊だけでなく、中流層が医療破産をしかねない状況になっているとのことで、たとえば、おなかの具合が悪いのでCTをとってもらったら、幸い悪性ではなかったという事例について、保険会社は「悪性ではなかったということはそもそも不必要な診療を受けたということなので医療費は給付しない」と主張し、本人は数十万円の請求を受けたとの実例があるそうです。
 このような事例をもとに、心ある人は、「医療保険の民間導入はいけない」と警鐘を鳴らしているそうですが、このほかにも、「学校に競争を持ち込むな」ということを指摘しているようです。
 ブッシュ政権の三大政策が、
① 社会福祉の削減
② 軍も教育も含めた民営化
③ 個人情報の政府による一元化
というものでしたが、期待の下に誕生したオバマ政権も1年以上がたつ中で本性が現れているそうで、たとえば評価されている貧困層の向けの保健証給付も、実は貧困層も民間の医療以上に放り込んでしまうということに過ぎないのだというのが実態だそうです。
 こうしたことの中で、最後に指摘されたことは、
★政治から目をはなさない
  厳罰化には要注意
  命や暮らし、教育の民営化にも要注意
  政治家には声をあげて揺さぶること
★メディアはイメージを振りまくだけ、結論は自分でだすこと
★疑問は必ず発信すること 黙っていてはいいようにされる
★子どもは明るく楽しく育てる
★メディアは複数を見ること、活字で見ること、多様な意見を見聞きすること
  例えば、衆議院や参議院のHPでは、ノーカットで審議の模様を見ることができるので、これをその日のマスコミがどのように編集して報道しているかを見ると、メディアの不正確さがわかる。一例として、草薙全裸事件大きく報道され、マスコミはそれ一色になったが、その裏で実は国会で海賊対策法という重要な法案が通過したという重要なニュースが報道されなかった。

 トーク&トークで印象に残った点は・・・・・
・エイズ一律に検査をしてしまえという乱暴な意見にどう抗するか
・検査に来る人は、検査をするという決心をしてきたということをどうとらえるか。
・産婦人科の検診で性感染症わかればパートナーの治療も必要。一般には妊婦を通じて「泌尿器科で検査を」となるが、それでは実行がわからない。産婦人科で検査できると、メリットが多い。(二人だと行きやすい、説明不要)
・医師が性教育勧めても、養護教諭が教科書に載っていないことはできないという。養護教諭も校長も保健体育がなにをやっているのかを知らない。年間の指導計画もない。
・コンドームを風船のようにして遊ぶところから始めるのも大事。
・アメリカでは毎年トランスジェンダーだということで殺される人がいる。日本にはそれほどひどい暴力はない。しかし、それは逆に言えば、本気に考えていない、関心が持たれていないということでもある。
・大学での講義では、感想文にマイノリティーであるとのことが何枚もあり、それを紹介すると身近に感じるという事例が出てきた。
・性同一性生涯への正しい知識を。ホルモン剤の被害も含めて
・共生の対極は暴力、自立の対極は支配

 思いつくままに書き散らしたので、系統性も何もありません。ここまで読んでいただいてありがとうございます。

コメント

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初めてブログ読ませてもらいました。堤未果さんの講演は私も前に神戸で聞いたことがあります。医療従事者の私にとってとても有意義な内容で、静かなまなざしで自ら取材した真実を語りかける堤さんの講演にとても感動したのを覚えています。日本はアメリカのいいところしか報道しないので、本当に自分の無知を思い知らされました。
やはり医療と教育の民営化の波はとめなくてはならないと感じます。
共産党も頑張ってください。

ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!