議会の報告

活動日誌
09 /20 2017
 市議会9月定例会では、昨年度の決算認定のほかに、条例改正や契約案件などの議案が上程され、各委員会で審議されました。
 このうち、私が所属する厚生常任委員会では、一般会計のほか、国民健康保険特別会計などの決算審査が行われました。
 私は、一般会計のうち、生活支援ハウスについてただしました。同ハウスは地域の高齢者の支えになっていますが、冬期だけでも1人暮らしから解放して共同生活ができるような類似の施設についての検討を求めました。
 また、児童扶養手当では、支給方法を現在の4か月ごとではなく、もっと短周期にできないかとただしました。これに対して市当局は、「来年度から2か月ごとの支給にできる見込み」と答えました。
 保育園の運営では、臨時・非常勤の保育士が多いことを指摘し、改善を求めました。また、併せて保育士の処遇の改善が喫緊の課題であることも指摘しました。この点では、国の保育単価の低いことから、特に私立保育園の保育士賃金が低く抑えられていることを指摘し、国に改善を求めることと、市としての独自の補助制度の創設を求めました。
 国民健康保険特別会計では、収入に占める保険税の割合が所得の低い人ほど重くなっているのではないかという点や、他の健康保険と比べて負担が重い点を指摘し、保険税の軽減にさらに努力することを求めました。
 介護保険特別会計では、要支援1、2の認定者数は、新総合事業を全国に先駆けて導入した平成27年度以降極端に減少しています。この点では、「本来要支援認定されるべき人が新総合事業に導かれて適切な認定をされていないのではないか」と指摘しました。
 また、総合事業では、緩和した基準のサービスをおこなっている事業者が、報酬の減少に苦しんでいることを指摘し、事業者との信頼関係を一層築き、実態をしっかり把握することを求めました。
 後期高齢者医療特別会計では、この制度が年齢で人を差別する制度であるだけでなく、実際に保険料の負担が重くなっている人もいる実態をしっかりと把握するよう求めました。
 直江津地区の新保育園建設工事の契約議案では、応札した4つの共同企業体(JV)のうち、1つのJVだけが予定価格内で、その率は99・15%という高率です。そこで、こうした高率の入札の場合は詳しく調査するなど、なんらかの対応をすべきではないかとただしました。
 東京都では、こうした高い落札率も監視の対象にしていくとしていますが、市当局は「予定価格内の入札であれば適正な入札であると考える」と答えました。

南本町3で市民まじえ景観形成

活動日誌
09 /17 2017
 上越市では、良好な景観づくりに取り組もうと、「上越市景観計画」を策定して種々の取組を行っています。
 昨年度は、南本町3丁目を舞台に、「景観形成方針検討調査」を行い、このほどその調査結果が明らかにされました。
 関連する上位計画の「上越市第6次総合計画」には、「歴史と文化、自然などの景観形成に必要な要素が調和した美しい町並みの景観保全、都市空間の緑化の推進、市民の憩いや交流の場となる都市公園等の整備と適切な管理などに取り組み、市民の心の豊かさに資する質の高い空間を形成します。施策の推進に当たっては、都市空間や景観形成に関する市民の理解を深め、
市民の主体的な取り組みを一層推進します。」とあり、「上越市都市計画マスタープラン」には、「上越市の文化と歴史を象徴するまちなみ・景観を次世代に残すための都市景観の形成・保存に努めます。」として「地域住民が身近い親しむことができるさまざまな自然環境や観光・文化資源の活用などにより、市内外との交流・連携を都市計画の面から支援します。」「歴史文化の地域などの地域資源を生かした町中の回遊性、空き店舗などの既存ストックの活用などによる賑わいの向上を支援します。」「上越市を代表する歴史・雪国文化を象徴する景観の形成・保全に向けて、地域住民と連携しながら雁木の維持・整備を促進します。」とあります。
 具体的には、「温もりのある人々のくらしが豊かに感じられる味わいあるまちの形成」を目的に、建物などの色合いをどのようにすると景観が保たれるのか、看板やポスターなどにどんな工夫をすることで温もりが得られるのかなどを、専門家が調査・検討し、提案しています。その上で、地域の市民や事業者をまじえた懇談会を行って、街の景観の目指すべき方向について検討したとのことです。
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 数回にわたる懇談会の記録を読むと、日増しに市民の関心が高まり、市民自らが主体者となって景観づくりに参加していこうとする意気込みが出てくる様子がわかりました。こうして、市民の声を生かしていくことで、「自分たちの街は自分たちで作る」というしっかりしたやる気が出てくる様子は、感動的です。
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 しかし、参加した市民のみなさんは、現実に目を注ぐことも忘れてはいません。見た目の景観よりも、まずくらしをどうするかということを指摘する意見も出されています。また、「自分たちで作る」とはいっても、何から何まで自己責任でできるものではありませんので、行政のよりいっそうの取り組みを求める意見も出されていました。
 意見を少し紹介します。
・景観をよくすることに反対の住民はいないと思うが、景観よりもまず根本的なところを変えないといけないのではないか。
・話し合いでは町内の良いところをあげる話し合いをしたが、課題をどうしていくかの話をしなければ変わらない。
・先立つものはお金。市で100%補助できるのかどうか。個人に借金させるのかその辺を聞きたい。
・自分の家の外壁を塗る場合にどの程度の基準で補助が貰えるのか。基準ができるまで待っていられない場合もある。
・きれいなまちにしましょうというのは、だれも反対しないと思う。空き家や後継者など、この街が抱えている問題もあり、いいところをたくさん拾いましょうというだけではダメで、悪いところも拾い上げて以下に対応するかを話し合うことが必要だ。流雪溝の作業も、近所の人と話し合えるという良い面があるのはわかるが、今は負担の方が大きい。

詳しい話し合いの様子はこちら

 そこに住む市民のみなさんが、自分の街をどうしていくかを主体的に考える営みは、たいへんに貴重なことです。今回の景観形成方針検討がそのきっかけになったことには、一つの大きな価値があったことと思います。
 大事なことは、そうした景観の形成が、くらしの実態をともなったものになることでしょう。上に紹介した意見にもある通り、「景観よりもまず根本的なところ」がまず大切です。それぞれのお宅の壁の色や形などの景観を整えるには、まずゆとりあるくらしが前提になります。また、今はそれなりの安定したくらしであっても、後継者がいないなどの悩みを持っていれば、景観どころではありません。そうしたところを一つひとつ解決していくことこそ、真の景観づくりになるのではないでしょうか。

24時間断水を体験

活動日誌
09 /06 2017
 市の総合防災訓練にあやかって、わが家でも防災訓練をしてみました。ライフラインが途絶えた際の工夫を考えようという訓練です。まず手始めに、24時間断水したとの想定です。
 上越市では、家庭で使う水の量は、1日1人当たり230リットルとのことです。このうち、40%は風呂で、20~25%はトイレで使われます。
 そこで、まず入浴の工夫です。
 浴槽は、翌日わかすまでお湯を落とさないことを習慣にしていますので、残り湯があります。この残り湯はさまざまなところに使えます。
 浴槽につかることはもちろんできません。しかし、濡れタオルで身体を拭くことはできます。シャンプーはドライシャンプーを使います。意外にさっぱりします。洗顔は、濡らしたカット綿で丁寧に拭きます。
 歯磨きは、非常用に買っておいたペットボトルの飲料水を少しだけ使います。磨き材は使いません。
 洗濯は、基本的に我慢です。下着が汚れないように、肌との間にタオルなどを挟むという工夫もできます。
 次に、水なしではどうにもならないトイレです。ここで風呂の残り湯が大いに役に立ちます。残り湯を空いたペットボトルに入れてトイレに何本か準備しておきます。
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 それだけで結構流せます。
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 便の場合は、バケツで流せば大丈夫です。
 手はウェットティッシュで拭きます。
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 さて、食事です。
 飲み水はどうしても必要ですが、調理では工夫次第で最小限に抑えられます。
 まず、メニューの工夫です。鍋物やゆで物、煮物はNG。それ以外なら、結構なんでもいけるようです。
 材料は、できるだけ洗わずに食べられるものを使います。トマトなどは、濡らしたペーパータオルで拭けばOKです。米は研がずに炊いてもちゃんと食べられます。
 調理の際には、洗い物を出さないことが肝心です。まな板は牛乳パックを使います。
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 フライパンはアルミホイルを敷くと、肉や魚を焼いても汚れません。
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 食器は、茶碗や皿をラップで覆って使います。使い捨ての紙皿や紙コップを使うのも工夫です。今回は、朝食で紙皿、紙コップを使い、夕食の味噌汁を発泡スチロール製のボウルで食べました。箸は割り箸です。
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 テーブルは使い捨てのおしぼりやウェットティッシュで拭きます。
 掃除や花壇にも水は必要ですが、風呂の残り湯がここでも役に立ちます。掃除は掃除機がけとドライモップがけで済ますこともできます。
 以上は、すべて家にあったものを使いました。日頃からあまり意識していなくても、探してみると紙皿なども結構あるものです。
 飲料水は、3人家族で、2リットルのペットボトル1本で足りました。これは、身体や顔を拭いたり、口をすすいだりした分も含みます。寒い季節には、この水で濡らしたタオルを電子レンジで温めると、蒸しタオルのように使えます。
 今回は、24時間後には復旧するという前提での断水の体験でした。
 ここまでは工夫次第でなんとかなることがわかりました。
 しかし、実際の災害の際には、いつ復旧するかわかりませんので、工夫や我慢にも限界があります。課題は山積みです。

市政にはやはり負担減望む

活動日誌
08 /16 2017
 先日、うちわの市政報告の機会に、市民のみなさんから「市長選挙に際して市政に望むこと」を聞きました。
 まず第一は「税金を安く」ということでした。所得税や市民税だけでなく、実質的に重くのしかかっている国保税の負担が、家計を圧迫しています。もちろん、税と名のつくモノだけではありません。介護保険料をはじめとした各種の負担の重さが、ここへ来て身にしみてきているというのが実感とのことです。それもその通り、賃金や年金は減る一方なのに、負担だけは確実に増えているのですからそれも当然です。
 一部の大企業では賃金が上がっているとのことですが、それはいったいどこの世界のことでしょう?というのが、参加者のみなさんの異口同音のホンネでした。
 次に挙げられたのは、市のお金の使い方。大きな建物や文化財よりも、まず生活優先、福祉優先のお金の使い方をしてほしいとのことです。「うちの前の側溝は、いつまでたってもうまく流れないまま」「歩道も歩きにくくってしようがない」「高齢者仲間で何かやろうとしても、公共施設の使用料が高くなって使いづらい」「一人暮らしなのに、除雪費の助成も条件が厳しくて対象にならない」など、「お金の使い方が間違っていませんか」という悲痛な叫び声があがりました。
 大きな建物などは、「国からの交付金や合併特例債などを有効に使うので、市民負担は少ない」との説明も、みなさんご承知です。そのうえで、「施設は造れば終わりというのはゼネコンの儲け主義の考え方。市にとってはその後の維持費や人件費が確実にかかる。それらはこの後の市民の負担として跳ね返ってくるのではないですか」とのご指摘です。まさにその通り。今、その場を取り繕っても、子孫に負担を残すことになりかねません。
 参加者の多くは高齢のみなさんでしたが、「わが亡き後に洪水よ来たれ」などという方は皆無。みなさんそろって「子や孫に借金や負担を残したくない」というお考えです。多くの市民はまさにその通りの考えであり、「今さえ良ければ」と考えているようなやり方には大きな抵抗を感じておられます。
 その子や孫の話になると、「年々子供が少なくなってきている」「独身者も多い」という話になり、「若い人達は働きづめで、出会いのチャンスもないものね」という声が次々に出されました。
 人口減少は全国の流れですが、世界的に見ると、日本だけの特殊減少とも言えます。現状を嘆くばかりでなく、人口の都市集中や若年人口の減少を導いてきた自民党政治のゆがみを正して、子どもを増やすことのできる日本社会に向けて政治改革を進めなければと決意を新たにした次第です。

約1億円の災害復旧費を専決処分

活動日誌
07 /17 2017
 先日の大雨では、市内で100ヵ所近い被害が生じました。
 その中でも、農業施設や林業施設の被害件数が最も多く、あたらめて上越市は農業地帯であり、農業が基幹産業であることを感じました。
 そうした被害は、一刻も復旧を図り、元通りの生産活動ができるようにしなくてはなりません。そうした思いもあったのでしょう。このほど、市長は12日付で約1億円の災害復旧費を専決処分したとの通知がありました。
 くり返しますが、災害復旧は一刻も早く取りかからねばなりません。グズグズしていてはなりません。
 災害が生じたのは、7月1~3日です。その後、被災状況の調査や、復旧計画など、寸暇を惜しんで仕事をして、やっと補正予算を立てるところまで来て、12日に専決処分を行ったということなのでしょう。
 しかし、本当に専決処分をしなくてはならなかったのでしょうか。決まりでは、「補正予算などは、議会にかけているゆとりがない場合に限って、市長が専決で処分できる」ことになっていますが、はたして本当に議会にかけるるゆとりがなかったのでしょうか。
 こうした災害の場合は、議員自身も緊張感をもって臨んでいますから、招集が直前でも駆けつけることはできるはずですので、何とか工夫して、臨時議会を招集するという選択はなかったのでしょうか。
 議会にかけると言うことは、今回の災害の状況を市民全体で共有することになるという重大な意味もあります。被災者と行政だけで何とかするというようなことではなく、すべての市民あげて災害復旧に取り組むという姿勢のもとになります。
 そんな意味で、なんとか工夫をしてでも臨時議会にかけるべきではなかったかという思いでいっぱいです。

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ひららぎ哲也

 27年間の私立高校教員を経て、日本共産党の上越市議会議員になりました。
 学校での教育実践のモットーは「一人ひとりを大切に」。学校の枠を超えて、若者が夢と希望を語れるような上越市を作ろうと、市政改革に挑んでいます。
 明るい街作りは暮らし応援の市政から。市民が主役の上越市政に挑む「ひららぎ哲也」に大きなご支援を!